2015-09

2015-09-29
『「ひと」めぐりTOUR vol.1福司酒造梁瀬一真さん』終了!

12001921_10208162543170567_531515899_o
9月27日(日)無事に『「ひと」めぐりTOUR vol.1福司酒造梁瀬一真さん』が終了いたしました!

IMG_1182

参加者の方々と日本酒や福司のことについて学びながら、美味しいおつまみをいただきました。
「美味しい〜」「味が違う!」とわいわい福司を楽しめました。

P1060490

P1060555
ご参加ご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました!
近日中にレポートをアップしますのでお楽しみに!

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

2015-09-27
『安藤誠の世界』トークライブに行ってきました!

こんにちは!
最近めっきり肌寒くなり、毎日ストーブを焚いているぼりです。さすが釧路!

「ひと」めぐりで取材させていただいた
安藤誠さんのトークライブがあると聞きつけ、行ってきました!
安藤さんは『ウィルダネスロッジ ヒッコリーウィンド』の宿主であり、
そしてネイチャーガイドでもあり、
さらにはプロカメラマンでもある只者ではないお方です。

その安藤さんの写真が先日、ネイチャーズベストフォトグラフィージャパンコンテスト※(アメリカ審査)で
準グランプリを受賞し、スミソニアン国立自然史博物館※に1年間展示されることが決まったそうです。
11月にはアメリカでの授賞式に招待されているとのこと。

※ネイチャーズベストフォトグラフィージャパンコンテスト:1995年にアメリカで設立された。
自然をテーマにした世界二大フォトコンテストの一つ。
作品は、47ヶ国から毎年20,000 枚以上の作品がエントリーされ、その中から選ばれるのは優秀作品約50点のみ。
※スミソニアン博物館:世界的権威を持ち、また世界で最も来場者数の多い博物館として知られている。

す、すごい!すごすぎます。
釧路市はこれを記念して、トークライブと写真展を開催!

P1060424

受賞作品となった「snow white」
こちらはフォトフレームサイズですが、写真展ではもっと大きなパネルで見ることができます!

P1060421

会場には続々とお話を聞きに来た方が集まってきました。

P1060427

「本日限定のセレクト」という写真のスライドを使って安藤さんのお話が始まりました。
特に道東に生息する動物や景色が中心。
「地元の人にもっと地元の素晴らしさを伝えたい」と熱っぽく語ります。

タンチョウ、ヒグマ、サクラマス、オオワシ、フクロウ…
ここには書ききれないほどのたくさんの動物達の習性や年齢による違いだけでなく、
その一枚一枚の写真に込めた安藤さん流のストーリーもお話されていました。
それがまた、クスッと笑える可愛らしいものばかりで、動物や自然にぐっと興味が湧いたのでした。
安藤さんに実際にガイドをしてもらいたくなること請け合いです!

安藤さんにとって写真や観光に重要なのは、
「目」で見るのではなく「心」で見るということだそうです。
この言葉はとても印象的で、トークライブ の端々にその概念を感じました。

P1060437
このようにパネル展示がされています。2階にはアラスカで撮影されたオーロラの写真が。
安藤さんご本人が書き上げた各写真の解説文も、表現力豊かでとても読み応えがあります。

P1060436

トークライブは初日限定のお楽しみでしたが、写真展はあと数日やっていますので、
是非安藤誠さんの世界に触れてみてくださいね!
安藤さん、受賞本当におめでとうございます。素敵な時間をありがとうございました!

——————–
安藤誠の世界 写真展
日時:平成27年9月24日(木)〜10月2日(金)8:50〜17:20
場所:釧路市役所防災庁舎 1階多目的ホール・2階展示ホール
※土日は閉館

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

2015-09-24
東京から同僚を引き連れ、道東旅行をしてきました

こんにちは、ちょっと今回は趣向を変えてお伝えしてみようと思います。
ご挨拶が遅れました、クスろのちーやんと申します。高校まで釧路で育ち、いまは東京で働いています。
クスろの活動を始めてから、なんやかんやで3か月に2回くらい釧路に帰っています。

やはりそこまで帰ってたらもはや変態の領域にも達してきたようで、
会社の人も「なになに、釧路ってどんなとこなの?」と興味を持ってくれ始めたように思います。
その証拠に、行ってみたい!と言ってくれる同僚があらわれたのです!

ということで、先日のシルバーウィークを使って同僚3人(出身は東北・東京・関西)と道東旅行をしてみました。
ちょっと走っただけですぐ大自然の中に入ってしまうところや、運転中に出会う動物たち(牛・馬・鶴・鹿・キツネ・たまにリス)が新鮮だったようです。
そんな旅の様子をざーっくりとお伝えします!

今回は3泊4日。
宿泊場所は釧路→浜中(霧多布)→羅臼(知床)。
8時羽田発ので釧路に上陸し、20時女満別発の飛行機で羽田に戻るというフルフルスケジュールです。

map

旅の軌跡はこんな感じ。ちなみにカメラアイコンはこれから登場する写真を撮影した場所で、ビールは宿泊場所です。
(釧路の宿泊先は私の実家)

000007

まずは釧路湿原!湿原展望台も有名ですが、個人的には細岡展望台が好きです。
サバンナか!という同僚たちの叫び声が聞こえました。

残念ながらこの日は曇り。この後に行った摩周湖は見えましたが、屈斜路湖が見渡せる美幌峠は雲の中・・・
天気って重要だと改めて思い知ったのでした。

2日目は大雨!最東端に行ってみたい!ということで納沙布岬まで(岬はもう大荒れ)
根室さんま祭りにも寄ったのですが、火がつかなかったということで無料の焼きさんまも中止・・・
そのまま宿泊先である浜中まで。なのでこの日は写真ありません・・・あぁ、天気って重要(二度目)

そして3日目!ようやく少し晴れ間が・・・!!
泊まったペンションポーチのオーナーに無人島であるケンボッキ島に連れてってもらいました。

000011

昔は夏の間だけ漁で人が住んでいたというこの島。この小屋の朽ちた感がたまらないですね。

000010

元漁師のオーナー。普段は愉快な方なのですが、船の操縦している姿には惚れます。

000018_blur

船に乗りながらアザラシ(生きてる)に遭遇したのですが、浜辺を歩いていると打ち上げられたアザラシ(死んでる)が!
苦手な方もいると思いますので、ブラー強めにしておきます。
(そこまでグロくはないですので、クリアのが見たい方はクリックしてみてくださいね)

私も初めて行ったケンボッキ島。思った以上に簡単に上まで登れ、その先の広大な景色たまりません。
そして何より船が楽しいー!みなさまぜひ、ご体験ください。クセになります!

000019

浜中を出発してから、地平線が見渡せる開陽台によって、野付半島へ。
野付は砂の半島で、立ったまま死んでいる木々のトドワラとナラワラが有名です。

000020

なんとか夕日も見ることができました。
晴れてる日には国後島も見え、両サイドが海の道路を走る爽快感は半端ないです。

000024

さぁ最終日。泊まった羅臼の民宿が海の真ん前ということで、朝5時に起きて朝日を。ようやく晴れです。

知床観光は、迷ったあげく羅臼湖へ!ぬかるみがひどいということで、羅臼ビジターセンターで長靴をレンタルして挑みます。
車を知床峠に停め、羅臼湖入口まではバスまたは徒歩。

000035

私たちはバスを逃し、徒歩で移動。約40分歩きます。
行く前から疲れてしまったのですが、この美しい羅臼岳をゆっくり見れたのでよしとします。

羅臼湖への道は、前日の雨の影響もあったのかドロドロを通り越してドロ沼です笑
想像以上の過酷さにへばりながらも、一の沼から五の沼までを通り、羅臼湖へ向かいます。

000036

こちらは三の沼から見た羅臼岳。ここは日本なのか?

000037

歩くこと約1時間半。羅臼湖に到着です。ここは日本・・・(もうやめます)
このコースは人も多くなく、ゆっくりと見れるので、お時間と(少しの)体力がある方にはおすすめしたい場所です。
ただ、行かれる際にはきちんとしたトレッキングの格好をした方がよいかもしれません。私みたく、なめた格好で行くと大変です笑

000038

栄養補給には根室名物オランダせんべい!
独特の見た目とパッケージに最初は気味悪がってた同僚たちですが、途中からハマってました笑

000039

最後はオシンコシンの滝に寄り、網走湖の夕日を見ながら女満別空港へ。
こうして慌ただしくも道東の旅は終わったのでした!
全体的に時間がなく駆け足で回ってしまったので、もう一泊増やせばよかったー!と後悔しています。
せっかく道東に行くんだからと、あれもこれもと詰め込みすぎました。

というのも、私のまわりの同年代で道東に旅行したという方が極端に少ないのです。
行ったことある北海道=札幌・旭川・函館周辺がほとんど。
釧路ってどこだっけ?と聞かれることもかなり多いことに上京してから気づきました。
(実は、それが私がクスろを始めるきっかけだったりもします)
なので少しでも、道東を多く知ってほしいという欲張りな想いが出てしまったんですね笑
次に向け、もう少しうまく計画を練って、また東京から人を呼びたいと思います!

今回もう一つ強く感じたことは、天気ってすごく重要!ってこと。だって道東の見どころのほとんどが「大自然」なんですもんね。
『雨の日の釧路(道東)をどう楽しむ!?』ワークショップがしたくなりました。いかがでしょう?笑

あ、そうそう。私のひそかな趣味はフィルムカメラなのですが、今回はその写真を使っています。
まだフィルム使ってるの!?と驚かれることも多いのですが笑、独特な雰囲気を楽しんでいただけたら嬉しいです。

ではでは、長文のお付き合いありがとうございました!
もろもろご興味のある方、ぜひクスろまでご連絡くださいませ!

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

2015-09-23
地域の人に密着した蔵へ 釧路唯一の地酒『福司』の若蔵人

yanase01

梁瀬一真

釧路市出身 釧路市在住

1981年生まれ。福司酒造株式会社製造部主任。現社長の甥にあたる。
高校までを釧路市内で過ごし、東京農業大学醸造科学科へ進学。卒業後は東京・広島の酒類総合研究所で講習生、研究生として半年ほど日本酒について学び、2005年に釧路へUターン。
10年続けているブログでは、蔵での仕事や福司の商品について、自身が体験した釧路地域のおすすめスポットや自宅での美味しいお酒の飲み方などを執筆中。

釧路には管内で唯一の酒蔵がある。大正8年(1919年)創業の『福司酒造』だ。
道東の伏流水(河川の底から浸透する地下水)と、北海道米を9割使用し、北海道・道東をイメージした商品開発を続けている。
洗練された福司の味は、2015年の全国新酒鑑評会では金賞を受賞するほどの高評価。
毎年10月から約8ヶ月仕込み期間に入るため、その間のお休みはほとんどない。
今回はその『生き物』である日本酒造りに日々真剣に取り組む若き蔵人・梁瀬一真さんに迫った。

『飲むヨーグルト』がお酒になる

yanase02” width=

製造部主任である梁瀬さんは普段からパートさんと共に体を動かし、蔵で日本酒作りに精を出している。
ところが、初めて製造だけでなく、企画や営業、ネーミング…と全ての工程に関わったお酒があるという。
梁瀬さん考案の、北海道産ヨーグルトを100%使用したリキュール『mina NICORI(みなニコリ)』だ(※以下ニコリ)。
ご自身も最も思い入れのあるお酒と言い、今や年間数万本を売り上げるヒット商品となった。

ー なぜこの商品を作ることになったんですか?

社長がリキュールを造ろうかと提案してきたのが始まり。
で、せっかく第一弾なんだから北海道らしいもので造りたいなと思ってずっと悩んでたんだ。
当時、各地域特産のフルーツを使ったリキュールが流行ってたんだけど、あまりピンとこなくて。
それで思いついたのが、北海道といえば牛乳だってこと。

ー 牛乳のリキュールですか

だけど、牛乳ってだけじゃイメージわかなくて。そんな中旅行に行った時かな。
俺はホテルの朝食を付けずに、いつも飲むヨーグルトを買って飲みながら支度するんだけど、そういえばこれ、コンビニには常時あるし、味もたくさんあるし、意外と市場はあるんじゃないのかなと思ったんだよね。
それで、飲むヨーグルトみたいな乳製品を使ったリキュールだったら全国でも通用するかもと。

ー そうと決まったら、ヨーグルトが必要になってきますね

そう。お世話になっている研究機関へ相談するとちょうど良い商品を紹介していただけたんだよね。
元々お菓子に使うために販売していたそうで、ヨーグルトリキュールの話をしたら生産者さんはまさかお酒になると思ってなかったから、驚いてた笑
でもありがたいことに何度もサンプルを送ってくれたんだ。

ー 製作中はどんな苦労がありましたか?

最初は詰める機械もなくて、簡易的な機械を手作りしたんだよね。
「本当にこんなんで詰めれんのか?」とか心配されてたけど、販売を許してくれた社長には本当に感謝してるし、完成に近づいた時の試飲で「売れるかもしれないな」と言われた時はすごく嬉しかった。

ー 完成して一般の人の反応はどうでした?

蔵開きで300本限定でお試し販売した時に結構評判は良かった。
ヨーグルトのお酒ってどうなのって怪訝な顔をされたんだけど、「私、お酒飲めないけどこれなら飲める」とか、「飲みやすい」って皆さんに喜んでもらえて。

※蔵開き:その年のお酒ができたことを知らせる目的で地元の方々へその1日だけ蔵を開放するイベント。
福司酒造では毎年3月中旬頃に開催され、中でも当日限定で発売される「たれ口酒」が人気。

ー この人気はどうやって広がったんでしょう?

製作前から、若い人が来そうな知り合いの飲食店に、完成したら置いてもらえませんか?ってお願いして周ってて。
飲食店でしか飲めない期間を作ったんだよね。
それから当初はお世話になっている酒屋さんだけに置かせていただいてました。
お客様に飲食店でニコリを飲んで馴染んでもらってから、店頭でも買ってもらえるように少しずつ商品を定着させていくのが目的だったんだ。
一瞬で消えてしまうブームのようにはしたくなかったんだよね。

“yanase03”

甘すぎると感じる人はロックだとサラりと飲める(左)、蔵開きにはたくさんの人がニコリを購入した(右)

願い続けた、おじいちゃんと働くという夢

yanase02” width=

梁瀬さんが福司で働くことを夢見始めたのは幼少期だったそうだ。
その頃から進学する大学も決めていて、それは高校生になってもぶれることなく実行された。
そして何年も思い続けた「大好きなおじいちゃんと働きたい」という一途な願いは思いもよらない形で叶うこととなる。

ー 福司酒造で働くことを意識したのはいつからなんですか?

小学校の時からの夢だったよ。おじいちゃんと働きたいってずっと思ってた。
母が平日は遅くまで働く仕事だったので、俺はおじいちゃんとおばあちゃんに預けられて、幼少期育ったんだ。
学校が終わると、まずはおじいちゃん家に行って、いつの間にか寝ちゃって気付いたら運ばれてて自分の家の布団で寝てる、みたいな毎日笑。
おじいちゃんは蔵の仕事が終わると毎晩晩酌する人だったんだけど、よく話し相手になってくれた。
俺が聞いてた方かもしれないけど笑、それが大好きで。特におじいちゃん子だったんだよね。

ー お祖父様はどんな方だったんですか?

とにかく優しかった。自分の理想の父親像がおじいちゃんだった。
自分の食べるものを「これ美味しいんだぞ、食べるか?」って必ず聞いて、与えてくれる人だったんだよね。
自分も子どもにはこうしたいって思ってる。

ー 素敵なお祖父様ですね。お祖父様に蔵人になるための相談をしていたんですか?

そうだね。社長(伯父)にもよくしていて、小さい頃に「将来は蔵で働きたいんだけどどうしたらいいの?」って相談したら東京農大がいいんじゃない?って言われたんだ。今思えば何気なく答えてたんだろうけど笑。
でもそれをずっと覚えてて、高校生になっていざ進路を決めるって時に、俺はそこに行くんだってまだ思ってた。
だから先生から当時頑張っていたアイスホッケーの推薦で他の大学も行けるぞって勧められたんだけど、それ以外のとこ興味ないから行かないって言ったんだ。

ー 大学卒業後ははすぐに釧路へ帰ってきたんですか?

いや、社長の勧められた研究所で講習生として数ヶ月、その後研究生として残ってお酒の勉強を半年くらいしていた時だったかな。
突然、おじいちゃんが危篤になったって実家から連絡が入ったんだ。
社長はもう少し他で修行したほうがいいからまだ早いと嫌がったんだけど、俺はおじいちゃんと蔵で働く事が小さい頃からの夢だったから、どうしても今戻してほしいと頼み込んだの。
おじいちゃんはその後、なんとか一命を取り留めたんだけど、入退院を繰り返してそれでも10年ほど頑張って生きていてくれました。
寂しいけど、俺の夢は叶ったんだよね。おじいちゃんと少しの間だけど蔵で過ごせたから本当に良かったと思ってるよ。

yanase05

福司酒造二代目である、大好きだったお祖父様(左)、初代から蔵に奉られた神棚に毎日お米・塩・酒を供えるのは梁瀬さんの仕事(右)

学び場は研究室とインラインホッケー

yanase02” width=

学生時代、梁瀬さんは2つの大きな財産を手に入れた。酒に関わる様々な知識と、多様な価値観の人に触れられた事。
現在の梁瀬さんの特徴と言える、確かな知識や体験に基づく仕事への丁寧な姿勢と、価値観の全く異なる人とも親しくなれる柔軟な人間性は、この場所が大きく影響しているのだろう。

ー 大学での生活はどのようなものでしたか?

福司で働くために進学してるからね。お酒の勉強はしっかりしたし楽しかった。
今や名誉教授となっている有名な先生がいて、俺はその研究室だったんだ。
とにかく話が上手で、お酒のこと以外でもぐっと引き込まれる感じの先生だったな。
でも先生自体が話に夢中でいつもタバコの灰がボトボト落ちるんだよね笑。「先生!落ちてます!」ってよくみんなで突っ込んでた。
すごく仲が良い研究室だったよ。

ー 一番印象に残っていることはなんですか?

他大学では無いカリキュラムなんだけど、その研究室では3年生の時にワイン、ビール、日本酒、焼酎を仕込むんだ。
班ごとに競ってその出来が評価になる。でも結局、誰が作ってもたいして美味しくないんだよね笑
それでお酒造りの難しさが身に染みてわかるわけ。

ー お酒の勉強以外で打ち込んでいたものはありましたか?

インラインホッケーをしてたよ。
俺は他大学混合チームに所属してたんだけど、そこはほとんど一軍は社会人で、アマチュアの1部リーグやプロと混じってるような強豪チーム。
二軍だった俺たちはなぜか皆さんに可愛がってもらってたな。
チームメイトは神奈川で有名なヤンキー高出身者とか、消防士目指してる人や原宿で洋服のデザインしてる人、花の卸売り、ニート、とか共通点は「ホッケーが純粋に好きだ」ってだけの動物園みたいな集まり笑
それまで真面目だった俺は、この人達に出会ってバカなこともするようになった。
農大の子達だけだったらもっとおしとやかになってたと思うよ笑

yanase07

夏休みにも集まる仲の良い研究室(左)、インラインに励んだ学生時代を経て、現在もアイスホッケーを続けている(右)

みんなでつくった福司の酒

yanase07

実はニコリより前にもう一つ梁瀬さんが考案したお酒があった。
吟醸酒のような濃厚さを表現しつつ、本醸造酒※を低価格で提供したいとの思いで作られた『霧想雫(むそうだ)』は蔵内の直売所限定販売の商品だ。
そのネーミングとラベルの文字が公募で決められたというのだから興味深い。梁瀬さん流の「みんなでつくったお酒」の裏側を伺った。

※吟醸酒と本醸造酒の違い
日本酒の種類には、国が定めた特定名称酒(精米歩合、糖歩合、アルコール添加量などによる違い)として吟醸酒、純米酒、本醸造酒の3種がある。
吟醸酒と本醸造酒では、精米歩合(お米の削り具合)が異なり、吟醸酒は本醸造に比べ、より多くの米を削って雑味の少ない美味しい味を追求して仕込んでいるため値段が高くなる。

ー 霧想雫という名前は、霧の街釧路を連想させるとても素敵なものですよね

苦労して製造したお酒だったんだけど、ただ「美味しいのでどうぞ!」と言っても伝えるのは難しいから、その頃やり始めていたブログを使って、こういうのをやっていきたいという思いを記事にしたんだよね。
それでどうせだったら、色んな人と話し合いながらつくっていくことで商品に愛着を持って欲しいなと思って、名前を公募したんだ。

ー 公募ですか!それは一か八かの賭けのようなものですよね笑

そう、確かに友人達を集めて募った中からはふざけたアイデアもあったよ笑
でも皆さん真剣に考えてくれて、ブログだけでも確か10個ぐらい集まったんだ。
ある程度集まった時点で、ブログで1週間の期間で投票してもらった。
条件は「福司のイメージがある」または「釧路らしさがある」を満たすものでと。

ー それで、みごと「霧想雫」が勝ち残ったわけですね

そうそう。それで今度はラベルをどうしようかってことになって。
数百本のためにラベルをデザイン業者に出す予算は無かったからね。
自分でかっこいい文字書けるか不安だなみたいなことを、またブログで書いたんだよね。
そしたら、同世代の埼玉の書道家の方から、ぜひやらせて欲しいというメッセージが届いたんだ。

埼玉とはまた遠方ですね。その方は以前から福司のファンだったんですか?

それがそうではないみたいで、釧路に来たことも無い方なの。
でもご厚意が嬉しいので書いていただけますか?とお願いしたら、数日後、分厚いレターパックが届いたんだ。
俺のイメージは雫が落ちるような感じだったので、近いものを何種類か系統別に分けて、友人達が集まる会に持って行って意見をもらったよ。

ー 本当にみんなでつくったお酒ですね

そうそう。自分も携わったとか、飲んだ時にここ私の意見が入ってるって身近に感じて欲しかったからね。
今やると、もっと色んな人が関わってくれたかもしれないけど、人数が多すぎなかったから丁度良くまとまったのかも。
一番最初は360本だったんだけど、今では1000本単位で作るようになったんだ。
霧想雫のおかげで、バンと出してボツになるよりも、ちょっとずつ育てながら本数を増やしていくのがいいんだとわかった。
これはニコリの時にも役立ってるよ。

ー ニコリや霧想雫を通して、お酒に対する思いは変わってきましたか?

釧路へ帰って来てすぐの頃からは、やりたいことの規模が小さくなってきたけど、密度が濃くなったかな。
最初の方は東京や世界へ売り出すとかってばかり思っていたから。

ー 具体的になったということですか?

すごく遠くを見て、足元を見てなかったけどちゃんと見るようになったってことかな。
遠くに置いた目標も決して忘れていないけど、地域の人達にとって身近で愛されるお酒になることの方がまず大事だってことがわかってきたんだ。
そのためには消費者と関わっていくのが何より大切だと思う。
一緒に飲んだりその場で話を聞くことが一番の市場調査だってことがわかったしね。
だから俺は出来る限り飲み歩きをするし、そこでお店の人達が最近こういうの流行ってるよとか、こういうの飲んだら美味しかったって教えてもらえるし。
色んな世代の人に、「どこで何を飲んでるの?」って聞いて、オススメは自分でも必ず飲んでみるようにしてるよ。

yanase08

水・麹・蒸米を入れて仕込む醪(もろみ)(左)、こまめに醪の仕込み具合を確認(右)

初期のブログを見ると、「地域のひとと蔵が一体となった地酒造りをしていきたい」と書き留められていた。
そしてmina NICORI・霧想雫での経験を経て今なお、梁瀬さんは「蔵を釧路地域に根付いたものにしていきたい」と語る。
その言葉は同じ意味ではあるが、圧倒的な説得力を持っていた。

梁瀬さんは一緒に飲む人のグラスが空けばすぐに気づいて「次は何飲む?」と聞いてくれる。
お酒について教えてくれながら、もちろん雑談も弾む。そして帰る頃には日本酒の知識が少し増えていることに皆気づくのだ。
それが心地良いから、今日もどこかで彼のファンが増えていて、同時に福司や日本酒のファンがじわり増えているのだと思う。
梁瀬さんと飲むと美味しく、楽しく飲めるだけではない。
自然に知った福司の味をきっとあなたも誰かに伝えたくなるはずだ。

梁瀬さんと出会うには?
ブログで醸し屋梁瀬さんのことをさらに知ってみるか、クスろ港管理人までご連絡ください。
ブログ『若僧蔵人の醸し屋日記』:http://fukutsukasa.blog64.fc2.com/
クスろ:info@kusuro.com

福司を楽しむお店『蔵人(くろうど)』
釧路市栄町3−1
0154-24-8778
営業時間18:30-24:00(日祝定休)

ぼりの編集後記
bori行ってきました!福司を楽しむお店『蔵人(くろうど)』
福司が最高の状態で味わえ、旬のお野菜や魚介類を料理してくれます。店主はなんと梁瀬さんのお母様!シュッとした上品な外見と、気さくで爽やかなお人柄。落ち着いた店内にうっとり癒されるのに、なぜか元気も湧いてくる繁華街のパワースポット。釧路の地酒を最も楽しめるのはここに間違いありません!ぜひ蔵人で福司を堪能してくださいね。
このエントリーをはてなブックマークに追加

 

2015-09-20
【終了】9/27 「ひと」めぐりTOUR vol.1 梁瀬一真さん

12001921_10208162543170567_531515899_o
※本イベントは無事終了しました!

釧路で唯一の地酒「福司」を野外で飲もう! −おつまみはアウトドアクッキング

釧路地域には会いに行きたい魅力的な人がたくさん存在しています。
この人たちに実際に会ってその人を通して釧路の魅力を実体験して欲しい!
そんな願いから、題して『「ひと」めぐりTOUR』を企画いたしました。
第一弾は釧路唯一の酒蔵「福司酒造」の蔵人・梁瀬一真さん。
梁瀬さんと美味しい日本酒を飲みながら、アウトドアクッキングを楽しみます。
作って飲んで食べて、ちょっとうれしい学びがある参加型のイベントです。

———————————————
<日時>2015年9月27日(日) 17:00-20:00
<場所>緑ヶ岡公園バーベキューコーナー(屋根付)
<参加費>¥2,000
<定員>10名
<参加条件>
20・30代で、日本酒が身近でない方

<内容>
①福司飲み比べ

・福司(純米酒)…北海道産米使用
・花華(純米酒) …はまなす花酵母のお酒
・霧想雫(特別本醸造酒)…ブログ読者参加型の商品開発
・秘蔵酒 拾八…土壁造りの蔵でじっくり熟成させた原酒から生まれた貯蔵熟成酒
・minaNICORI(みなニコリ) …道産ヨーグルトリキュール

を温度や器を変えて飲み比べできます。

②アウトドアクッキング
おつまみを参加者のみなさんとわいわい作りながらアウトドア飲み!

メニュー
・ダッチオーブンのスモーク
・サーモンのホイル焼き
・いかごろのホイル焼き
・野菜スティック酒粕味噌ソース
・とうもろこしの丸焼き
※メニューは変更になる場合がございます。

③質問コーナー -もっと知りたい!福司のあれこれ!-
日本酒ってなんだか種類がたくさんあってよくわからない…
悪酔いするって聞いたから飲むのがこわい…
家での美味しい飲み方がわからない…
そんな不安を梁瀬さんがわかりやすく楽しくレクチャーしてくれます!

④お土産
梁瀬さんより「myおちょこ」プレゼント
———————————————

例えば…
・飲み慣れていないけど飲めるようになりたい!
・せっかく釧路にいるんだから福司についてもっと知りたい!
・実は飲んだことがない…
そんな方々に是非ご参加いただけたらと思っております。
※恐れ入りますが、未成年の方はご遠慮ください。

【申し込み方法】
・Facebookイベントページ :https://www.facebook.com/events/1075347785808637/
・メール :info@kusuro,com

梁瀬さんは「ひと」めぐりにも登場していますので、そちらもぜひご覧くださいね!

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

2015-09-15
あったらいいなを形にする、世話好きな着物リメイク作家

mikami01

三上智美

釧路市出身 釧路市在住

1966年生まれ。元喫茶店の一人娘。小さい頃から日曜大工が好きな父親と茶道や華道を心得た母親から多くの影響を受け感性豊かに過ごす。
学生時代は音楽と弓道に打ち込み、社会人時代には自動車メーカー事務や美術館監視員、動物園売店店員などの多様な職歴を持つ。
5年前、作家名「きものDEこもの」として和柄小物の製作活動を本格的に始める。
その後仲間と発足した『手作り作家集団 colorful(カラフル)』では面倒見のいい性格を生かし事務局を担当。

市内のとある住宅街を抜けてたどり着いたお宅にお邪魔した。通されたリビングには、たくさんの生地、糸、はぎれ・・・。
「これどうぞ。飲み方わかる?」にっこりとラムネを出してくれたのは、ハンドメイド作家・三上智美さんだ。

刺激し合える作家仲間

mikami02” width=

三上さんの所属する『手作り作家集団・colorful(カラフル)』の活動は、4年目になる。
雑貨、アクセサリー、服、イラスト、アロマ、整体など、多種多様な作品づくりや活動をするメンバーで構成されており、現在15人程度。
拠点とする釧路市はもちろん、全道各地のイベントに参加するcolorfulの発足から現在に至るまでの様々なメンバーの変化についてお話を伺った。

ー colorfulを立ち上げた経緯について聞かせていただけますか?

立ち上げたとか大それたものではなくて、なんとなく釧路の作家さん同士で一緒に集まったのがはじまり。
ハンドメイド作家って言っても、色んなジャンルの人がいるからそれぞれ刺激し合えるし、お互いにプラスアルファの作用があるからね。
私は今、そのcolorfulの事務局を担当しています。

ー なるほど。実際にどんな刺激がありましたか?

私が作る和柄のがま口に、顔を付けてみようかって手芸が得意な人と盛り上がってコラボ作品が生まれたりしたね。
他にも、洋服作っている人がガラスを扱っている人に作品を見せたら、「ここはこうした方がいいんじゃない?」ってボタン作ってもらったりとか。

ー colorful主催のイベントもあるようですが、どのような感じなんですか?

各月で知り合いの喫茶店内をお借りしている小規模なものや、毎年秋に実施している釧路市文化会館での大規模なものを開催しています。
これらはcolorfulメンバーだけでなく、個人で活動している方や、他団体に属している方誰でも出店できます。
colorfulは、「来るもの拒まず去るもの追わず」な団体なので笑、イベントもそんな感じ。
販売経験の無い作家さんたちのステップアップになればいいなと思っているので、イベントでの販売の仕方や、通販の方法とかも教えてます。
で、そうやって育った作家さんが、「ハンドメイド一本で食べていくからお店出す」って言った時も、「行きな行きな」って送り出すという感じです。

※釧路市文化会館:キャバ1524人の大ホールと372人の小ホール、展示ホール、会議室、練習室、和室を備える文化施設。釧路市の中心に位置し、コンサートや展示会など様々な催しが行われる。

ー 男前に送り出す笑。すごくいい学校ですね

そう。colorfulのみんなが、そういうことを嬉しいと思っていると思います。
さっきも言ったけど、「来るもの拒まず去るもの追わず」なので笑

ー colorfulのメンバーさんが変わっていったなって思うことはありますか?

積極的になりました。
ハンドメイドにしても人との関わり合いにしても、ハンドメイドの業界では「ふらのクリエイターズマーケット」っていうのが登竜門みたいなところがあって、審査があるマーケットなんです。
三年前にcolorfulの一員でバブーシュというモロッコの伝統的な履物を作ってる子がそれに出て、そしたらみんなも出てみようって挑戦を始めたんだよね。そういうこともあって、自信がついてきたんだと思う。私自身も、colorfulを通して着物だけにこだわらない作品づくりをするようになったよ。

ふらのクリエイターズマーケット:北海道富良野市で毎年初夏に開催される、体験型のアートクラフトイベント。
2015年度は出展者95名の募集に対し171の応募者が集まるほどの人気で、2014年の来場数は約1万人。

“mikami03”

イベントに出品したがま口(左)、毎年秋開催のメインイベント『colorful』は出展者数40にも及ぶ文化会館展示室を貸し切る大きなイベントに。(右)

はじまりは『チェッカーズ』

ハンドメイド作家という肩書を持って、まだ5年ほどしか経っていないかと思いきや、裁縫に目覚めたのは高校時代からだったという。
しかしどうやら、社会人になってからハンドメイドとは到底結びつきそうにない活動をしていたらしい。

ー ハンドメイドにはまるきっかけとなったのはいつでしたか?

高校時代、学祭の歌合戦でチェッカーズの衣装を作ったのがはじまり。で、見事ベストドレッサー賞いただきました。
その時、母親が普通のミシン買ってくれるって言ったのに、頼み込んでロックミシンにしてもらったんだよね。
まず普通の高校生は必要無い笑。
元々私の母親が洋服とか作る人だったから、お人形さんの服とかも母親に夜なべしてよく作ってもらってたんだ。

ー じゃあ、こういう洋服や小物だったりは、「頑張れば作れるんだ」って思える環境にいたんですね

うん、そうかもね。欲しいものは、自分で作れる。そう思ってたかも。

ー 社会人になってからは?

御輿にはまりました。よく行ってた飲み屋さんで知り合った女性が担いでてかっこいいなあって。
19歳から出産するまで11年ぐらい担いでました。いや、妊娠しても担いでたわ笑

ー 神輿ですか!では…しばらくハンドメイドからは離れるんですか?

いえいえ、御輿用の小物とか作ってました。
神輿の格好に合う小銭入れとか携帯ホルダーとか煙草入れとか、市販で売ってなかったんだよね。
で、身につけてたら仲間に「それいいじゃん」って言われて、「これ、作ったんだよ。いる?」って感じで、色んな人に頼まれては作ってた。

mikami05

頒布のクラッチバッグ(左)、和柄布のスケジュール帳(右)

作品が誰かの喜びに変わる瞬間

御輿を担ぐ傍ら、ハンドメイドで身近な人を喜ばせてきた三上さん。
自分の作品たちが生み出していく喜びを強く感じた時のエピソードを聞かせていただいた。

mikami06

ー 作家名「きものDEこもの」からもわかるように、着物をリメイクして小物などをつくっていらっしゃいますよね。
そもそも着物との出会いはどこからだったんでしょう?

母親が茶道や華道をしていたり、部活が弓道だったので、着物は元々身近にありました。
当時よくお子さん向けに開いていたお茶会で使う用に、着物に合う大荷物が入るかばんを作り始めたのがきっかけ。
先生方から頂いた着なくなった着物や自宅の着物をほどいて作っていました。

ー それがどんな風に、他の人へ広がっていったんでしょうか?

その着物から作ったかばんを持ってたら、お茶の先生方から「あら、それいいわね」って毎度のことだけど声かけられて笑
皆さんにプレゼントとして作りました。
それからだんだんかばんや小物が認知されてきたので、行きつけのカフェで販売させてもらえるようになりました。

ー 販売してみて、お客さんの反応はどうでしたか?

お母さんが昔着ていた着物でかばんとがま口のセットを依頼された時は、依頼者の家族の分まで用意したので「みんなで持てて良かった」って言ってもらえたり、亡くなったお姉さんの帯をギターのストラップにと依頼された時は「お姉さんと一緒にいるみたい」って喜んでくれたり。

ー 三上さんご自身も思い出の作品があるんですか?

じいちゃんが持ってた七五三の時の着物で作ったかばんですね。
ある時、高級ブランドバッグを持った見知らぬマダムに「あなた、それ手作り?」って突然聞かれてびっくりしながらも「じいちゃんの着物で作ったんです」って答えたら「いいわね、世界で一つしかなくて」ってすごく羨ましがられたことがあって。
私じいちゃんっ子だったから、その時は感動したなあ。

mikami07

依頼主が大事にしている布でパソコンケースを製作中(左)、使いやすい大きめサイズがポイントの和柄バッグ(右)

面倒くさいことが好き

mikami07

ハンドメイド作家としても、一人の人間としても、誰かに頼られ、誰かを支えてきた三上さんの本質に迫った。

ー これまでお話を聞いていて、三上さんはすごく頼られる人だなと思ったんですね
ただ、それが負担に感じる時もあるんじゃないですか?

それはないです。かと言って、逆に頼られることが嬉しいってことでもない。
きっと面倒くさいことが好きなんだよね笑

ー 頼られたり、面倒くさいことを引き受けるのが自然なんですね笑

そういう家庭で育ったからだろうね。
お父さんがそんな感じの人で、困っている人がいたら家に知らない人でも連れてきちゃうの。
そんなお父さんだったから、私、高校生のときに近所の公園で寝泊まりしそうになってるバイクのお兄ちゃんに声かけたことがあって。
「そこで寝たら凍死しますよ、家に来ますか?」って家に連れてきたから笑

ー 三上さん自身は、自分のことを作家さんのなかでは珍しい方だとは思いますか?

そうだね、自由にやってるから。
自分の調子がのらないときは、一切作らないで寝てます笑
だいぶマイペースですね。まずは、自分が楽しんでモノづくりをしたいからね。

mikami08

着物での作品作りだけでなく、着物を「着る」ことを広めたいと着物参加が必須の飲み会も主催(左)、最近はまっているという裂き織り機(右)

三上さんは「ずっと自由に好きなことをしてきた」と言い切る。
彼女の周りには楽しそうだと多くの人が集まり、その人達とどんどんアイデアを膨らませ、楽しさを倍増させていく。
それをひとまずやってみて、予想と違う結果でも気にせずそれをも笑い飛ばす。
人からの頼まれごとも、他人からしたら少し面倒なことも楽しんでしまうのだ。
だが、三上さんはいつも裏方だ。 colorfulを事務局として支え、作家さんたちや友人たちの相談にのる。
「大丈夫、大丈夫。できるよ」が口癖の彼女は、自分が表舞台で目立つことよりも、チャレンジしたい人や困っている人の助けになれることの方が喜びになるようだ。
三上さんの作った小物たちに触れると、不思議と三上さんの人柄まで伝わってくるような気がする。
それは、彼女が手に取る相手を思い、素材を大切にし、自らも楽しみながら作ったものだからこそなのだろう。

三上さんと出会うには?
きものDEこものブログ:http://ameblo.jp/kimonodekomono/
きものDEこものfacebookページ:https://www.facebook.com/kimonodekomono
colorful HP:http://colorful-s.jimdo.com/colorful
facebookページ:https://www.facebook.com/colorful.kushiro

釧路地域の魅力的な手作り作家に出会える『ブイブイマーケット』
三上さんが所属するcolorfulの皆さんには2015年7月18日に開催した、『ブイブイマーケット』に出展いただきました!
三上さんは、これもやりたいあれもやりたいと言うクスろメンバーの相談に企画段階から親身に付き合ってくださり、楽しみながら協力してくださいました。
イベント当日は三上さんの作品である「もんぺスカート」を購入する近所のお年寄りや「和柄カットソー」に一目惚れする学生さんがいたりと、来場者の方々とも自然な交流ができていたようです!おかげさまでイベントは大成功に終わりました。
詳しくは ブイブイマーケットレポートをご覧ください。

このたび「ひとめぐり」に新しくライターが加わりました!
はじめまして、ライターとしてクスろに参加しています、夏でもなかなか日に焼け無いかしこです。
釧路生まれ釧路育ちの学生です。FMくしろさんで学生仲間と土曜の番組を担当しています。
「地元」「地域」をキーワードに、「人と人がつながる」ことを目指すために日々勉強中です。
自分自身が釧路の人を知るために、そしてさまざまな人に釧路の人を知ってもらうためにがんばりますので、よろしくお願いします◎


かしこの編集後記
kashiko今回、インタビューの前に「裂き織り」というものを体験させていただきました。
手先が不器用な私ですが、「簡単だから!」という三上さんの不思議と力強い言葉に押され、裂き織りスタート。
布を紐状に裂いて、木製の裂き織り機にセット。縦に走る糸に布をくぐらせてパタン、ギュッギュっと繰り返し織っていくと、かわいいコースターができました。「ほら、簡単でしょ?」と笑う三上さん。三上さんに言われると、なんでもできちゃう気がします。

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

2015-09-08
ブイブイマーケット レポート

01

こんにちは!
少し時間が経ってしまいましたが、7/18にブイブイマーケットを開催しました。

ブイブイマーケットは魅力的な「人」に会えるマーケットです。
初となった今回は、釧路管内で活動する「手づくり作家」さんたち。

02

当日は200名近くの方がお越し下さり、会場は常に賑わっていました!
その様子を簡単ですが、お伝えします。

海の街である釧路。
その釧路で「海」をテーマにしたイベントを開催したいと思ったのがこのイベントを作るきっかけです。
そこで目をつけたのが「ブイ」。ブイとは海上にある浮きのこと。
これを2回続けて、ちょっと昔に流行った言葉と組み合わせて「ブイブイマーケット」と名付けたのです。
釧路をブイブイ言わせちゃおう!そんな意味も含ませました。

03

今回のテーマは「ものづくり」
釧路で活動する手づくり作家さんたちにご協力をいただきました。
作家さんの作品が買えるのはもちろん、ご本人によるワークショップも開催しました。

会場は釧路の富士見町にあるイッケンヤカレーコミンさんとそのお隣の富士見会館です。
コミンさんはその名の通り、一軒家のカレー屋さん。
準備の最中もカレーのいい匂いが…

04
さて、当日は朝からわしゃわしゃと会場設営にとりかかります。

05
なんとか準備もギリギリ間に合い、11時にスタートしました!
では、会場の様子を細かくみていきましょう!

06

こちらは布雑貨のhoneyさん。
長く使えること、使いやすいことをテーマにしたカラフルな作品が並びます。

 

07

クラフトテープ雑貨のTSUMI☆KIさん。
丁寧さと強度を重視してナチュラル&シンプルをコンセプトにバッグや雑貨を製作されています。

 

08

着物のリメイクを得意とするきものDEこものさん。
このがま口の他にも布小物・スカート・ワンピースなどたくさんの品が並んでいました。

 

09

編み物工房 SENJYUさん。
「ふんわり、かわいい」をコンセプトにしたフェルテッドソープとニット小物です。

 

10

OKAMEINKOさんのスペースには釧路町産みつろう石けんやキャンドル、サンキャッチャーが並んでいます。

 

11

ガラス雑貨のcashe-casheさん。
ご自身でカット&加工されたステンドグラスやアクセサリーです。

 

12

洋服作家でもあるAtelier Mさん。今回はみつろうクリーム作りワークショップを開催。

13
お好みのアロマを入れてまぜまぜ。自分だけのみつろうクリームの完成です。

 

14
秋色ふらここさんは占い。
体験した方々から「当たってる!」との声が上がっていました。

 

15

コーヒーを提供してくださったのは自家焙煎コーヒー豆の店サンサンさん。
7月とはいえ、釧路は日本一涼しい街ですからホットドリンクはありがたいです。
(事実、この日は長袖スタッフも多かったのです笑)

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

コーヒーがあるならもちろん甘いものも。
会場のご近所にお店を構えるさんから焼き菓子を、阿寒湖畔の温泉工房あかんさんから焼き菓子とどら焼きをご提供いただきました。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

クスろからはフルーツシロップとポストカード、昨年の報告書を出品いたしました。

スタートほどなくして、会場にはたくさんの人が!(会場もコンパクトですが笑)
ところで、先ほどからボーダーを着ている人が多いことにお気付きですか??
実は、スタッフはボーダー着用が必須!
そしてなんと、ボーダーを着てご来場いただいた方には先着でプレゼントをお渡しするという、ブイブイな企画も行われていたのでした。

 

18

この日、コミンさんは通常営業。なので、会場でカレーを食べている姿も多く見られました!
カレー皿を持って走り回ってくださったコミンさんの奥様、ありがとうございました。

19

そのカレーも開店2時間で完売!(いつもの二倍以上ご用意したとのことです)

 

20

さてマーケットのお隣の富士見会館では
・ハギレ大量!大漁旗
・すいへーいーべ?ぼくのふね
という2つのワークショップが行われました。

21

まずこちらは、思い思いの色を塗って彩っていく大漁旗。

 

22

その横では、布を切ったり、色を塗ったりして段ボールの船を作っていきます。
お子様向けのワークショップではありましたが、お子様から親御さんまで多くの方に体験していただき、終始会場は盛り上がっておりました!
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

23

そしてこちらが完成した大漁旗と船です。
大漁旗の方は今後のイベントにも登場するかもしれませんので、どうぞお楽しみに!

と、ざっくりではありましたが、ブイブイマーケットの様子伝わったでしょうか!?
今回、初のオープンなイベントだったため、終始てんやわんやだった私たちクスろ。
多くの方がご協力してくださり、実現に至りました。本当にありがとうございました。
簡単ではありますが、そのみなさまをご紹介させていただきます!

24

まずはコミンマスターのヤリタケさん!(写真左から2番目のビッグスマイル!)
企画の段階から本当にいろいろと相談にのっていただき、アドバイスをしていただきました!
コミンさんはカレーはもちろん、マスターの人柄も魅力なお店です。
近い方も遠い方も、ぜひ一度行ってみることをお勧めします!
イッケンヤカレーコミン http://comin.blog.jp/

続いて作家さんのとりまとめをしてくれたカラフルの三上さん!(写真一番左のビッグスマイル!)
イベントをたくさん企画なさっている三上さんにはノウハウをおしえてもらい、当日のその手際の良さにただただ感心するばかりでした!
釧路ではカラフルさんの様々なイベントが行われてますのでご都合のあう方は、ぜひご参加してみてくださいね
カラフル http://colorful-s.jimdo.com/

お二人は近日、「ひと」めぐりにも登場予定です!

 

25
装飾・ワークショップを担当してくれたのは釧路高専のみなさんでした!
事前準備からダンボールやペンキにまみれてくれたり、当日はお子さん達とエネルギッシュに遊んだりと、私たちが手が回らないあらゆる場面を支えてくれました。
みんな明るく、余裕がない時にも元気をもらえました!

そのほか、クスろ港のライターや昨年行ったクスろワークショップスタッフにも手伝ってもらいました!
多くの方のご協力に感謝し、引き続き頑張りたいと思います。

26
次回のブイブイマーケットにもぜひご期待くださいませー!

 

 

 

 

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加