2015年12月06日
光陽小学校授業 レポート
晴れやかな秋晴れが続いていた、10月末から11月中旬。
この頃実は、数回に渡り、光陽小学校4年生の総合学習の授業にお邪魔していました。
釧路市立光陽小学校は児童数324人、釧路市の中央あたりに位置する小学校です。
今回はその授業の様子をお届けします!
キンコンカンコン…ベルが鳴りました。
4年生の総合学習では、「地域活性」をテーマとし、
①柳町公園
②光陽
③愛国商店街
④町内会
⑤釧路
という5つのグループに分かれて自分たちにできることを探すという取り組みを行っています。
「釧路」グループを担当することになった11名の生徒さんに
釧路で活動する身近な団体の例として、クスろ代表の夏堀がインタビューを受ける機会をいただけました。
活動の動機となっているクスろメンバーのパーソナルな部分をざっくりとお話しし、
今年度行ったイベント、ブイブイマーケットについて具体的に説明をさせていただきました。
クスろの活動のポイントは、「地域活性」と真面目に壮大に考えているのではなく、
「自分たちの好きなことをしている」こと。
インタビューでは、生徒さん達から「私たちにも釧路で何かできますか?」という直球な質問をいただき、
「やりたいなら、なんでもできると思います!」とお答えしました。
そのやりとりの中で、「何かやってみたい!」と目を輝かせていく皆さん。
「釧路」を盛り上げたいという光陽小学校の皆さんのアイデアの実践の場のひとつとなれば、と思い
「今度のイベントにみんなのお店を出してみない?」
とお誘いをさせていただきました。
そうして、11月14日(土)に開催したグローバル収穫祭にご参加いただく運びとなり、
準備の期間がスタートしたのです。
<準備期間>
イベントまでの準備期間として、総合学習の5時間分を一緒に過ごさせていただくことに。
1時間目 アイデア出し:出店アイデアを個々人で出す
「釧路らしさ」と「自分の好きなこと」を掛け算して、どんなお店を出すか考えてもらいました。
「釧路らしさ」には、気候や自然だけでなく、「グラタンが美味しい」「夜のまちがキラキラしてきれい」など実体験をからくるものがあり、面白いなあと感じました。
また、「釧路が好きな人が多い」「釧路の人は優しい」という意見も。
お子さんたちの目にはそう映っているのだなあと、考えさせられるものばかりでした。
「好きなこと」は、スポーツ、食べ物、習いごと、季節についてなどとにかくたくさん。
「家族」や「学校」を挙げている生徒さんが多かったのが印象的でした。
2時間目 テーマ決め:実際に出店する2店舗を決定。テーマやアピールポイントなどを考える
皆さんから出た個性豊かな15の出店アイデア。
投票の末、「夕日のまとあて」「釧路の動物のクッキー」の二つのお店を出すことに決まりました。
釧路らしさを生かせ、お客様に楽しんでもらえることをポイントしました。
3〜5時間目 具体化:どんなものを、どのくらい、どうやる?
11人の皆さんに二つに分かれてもらい、それぞれのお店の内容を具体的にしていきました。
<「釧路の動物のクッキー」のグループ>
紙粘土をクッキー生地に見立ててクッキーの形のアイデアを考えました。
生徒さんの一人から「お客さんにお礼のカードあったらよくない?!」という意見に全会が賛成。
サンキューカードを一枚一枚丁寧に書いていきました。
<「夕日のまとあて」のグループ>
ダンボールを使ってまとあてを作ることに。
まとあてのダンボールに色塗り。
「こんな時どうする?」と様々なケースを想定してルールを考え、必要な材料や道具も次々と発想してくれました。
<イベント前日>
いよいよ、前日となりました。
まとあて、クッキーグループ関係なく、一緒にクッキーを作ることになりました。
生地を伸ばします。今回はバターとココア味の2種類。
みなさんの頑張りにより、無事完成!
お客様に楽しんでいただけるでしょうか?
<グローバル収穫祭当日>
そして迎えたイベント当日!
(詳細が気になる方はこちらをごらんください『グローバル収穫祭レポート』)
こちらが、まとあてグループの皆さん。
担当の学生と自己紹介。「今日1日よろしくお願いしまーす!」
お客様には光陽小学校のお友達もたくさんいらしてくれました。かなり盛り上がっています!
ここで、まとあてグループのひと工夫をご紹介します。
イベント会場はメインが1階、まとあて会場は2階と階が分かれていたため、
お子さんたちが「案内のポスター作る!」と、このポスターを考案。
お客様に親切な案内を手作りしてくれました。
お手製のクッキーに、準備していたサンキューカードも付けました。
「いらっしゃいませー!」お客様に元気に接客。いくつも購入される方も多くいました。
ここで、皆さんのひと工夫を紹介します。
なんと、「クッキーどうですかー?!」と、会場中を練り歩き、大きな声で呼びかけを始めたのです!
そんなイベントをあらゆる形で盛り上げてくれた皆さんに、イベントに参加してくださった中国人の李さんから
餃子作り体験のサプライズプレゼント!皆さん、特別な体験ができましたね!
そして、イベント終了後。
会場撤収も自主的に手伝ってくれました。
働き者の皆さん、ありがとうございます!
最後に集合写真。
「楽しかったー!」「また、来年やるんでしょ?!楽しみにしてるー!」と満足いただけたようでした。
これからも釧路で自分の好きなことをしつつ、一緒に楽しんでいく小さな仲間ができたように思います。
皆さん本当におつかれさまでした〜!
春名先生、糠谷先生をはじめとする光陽小学校の皆さん、父兄の皆さん、ご協力いただきましてありがとうございました。
至らない点も多々あったかと思いますが、この場を借りてお礼申し上げます。
どうぞ今後とも我々クスろをよろしくお願いします!