IMG_1189十五夜にあたる9/27(日)、釧路市緑ヶ岡公園のBBQコーナーにて

「ひと」めぐりTOUR -vol.1 梁瀬一真さん-
釧路で唯一の地酒「福司」を野外で飲もう!-おつまみはアウトドアクッキング-
が開催されました!

その様子を、簡単ですがご報告させていただきます!

「ひと」めぐりTOURとは?
「会いに行きたい魅力的な人」に実際に会って、その人を通して釧路の魅力を実体験できるイベント・ツアーです。
クスろ港では、そんな素敵な人たちを「ひと」めぐりで紹介しています。

記念すべき第1回目となる今回は釧路唯一の酒蔵「福司酒造」の蔵人・梁瀬一真さん。
日本酒にあまり馴染みのない若者が集まって美味しいおつまみや賑やかな会話を楽しみながら、釧路の地酒「福司」を体験します!
今回、梁瀬さんと我々クスろは、せっかく釧路に一つしかない酒蔵の日本酒をたくさんの世代に知ってほしい、という思いで意気投合。
そのため参加者は一番日本酒と縁遠い20−30代の方にさせていただいたのでした。
なぜ野外で?とお思いの方も多いでしょうね。
それは、近頃若い人向けの雑誌やwebを賑わすスモークやダッチオーブンでのアウトドアクッキングを取り入れ、皆さんが自然に楽しめるようにとの思いからでした。参加者の皆さんと同世代である梁瀬さんならではの距離の縮め方に挑戦してみたのです。

P1060451午前中まで降っていた雨はすっかり上がって、良い天気になった緑ヶ岡。

P1060452午後16:00、日が沈みかけた頃からスタッフが会場設営に取り掛かります。
P1060445 (1)料理の下準備や、炭おこしをしていると参加者の皆さんが集まり始めます。
なんと、スタッフ以外の皆さんも準備を手伝ってくださいました。

IMG_1071この時、もちろん参加者のほとんどは初対面。にもかかわらず、テーブルのセットをしているうちに不思議と賑やかになっていきます。
「そこに置こうよ!」
「こんなのはどう?」
みんなでテーブルを完成させます。なんだかとても素敵な会になりそうです。

料理の良い匂いがしてきました!
IMG_1080準備が整って、いよいよスタートです。

IMG_1107代表夏堀からご挨拶。皆さんお集まりいただいて本当にありがとうございます!

IMG_1127まずは梁瀬さんから日本酒についての説明から。
話の冒頭に梁瀬さんがこんな質問をします。
「皆さんは普段どんなお酒を飲んでますか?」

「ビール!」「ワイン!」「カクテル!」
やっぱり日本酒にあまり馴染みがないみたいです。
そんな日本酒ビギナーの参加者の皆さんにもわかりやすく説明をしてくださいました。
日本酒が原料やお米の使い方によって分類されること、飲み方によって幅広い楽しみ方ができるお酒だということ、温度帯によって名前が細かく分類されてそれぞれ味わいにも違いがあることなどなど…
ちょっとだけ日本酒について詳しくなれました。
ちなみに…『和らぎ水』といって、日本酒の間に上手にお水を飲むことで酔いが軽くなるということも教えてくださいました。
皆さん乾杯の後に実践されていましたよ。
IMG_1123和やかな雰囲気で説明を進める梁瀬さん。その気さくな語りに皆さんが夢中です。

「お猪口や温度帯を変えるだけで随分と変わってきます。是非色々な方法で飲み比べてみてくださいね!」

その味を確かめるため、日本酒の栓が開き、いよいよ全員のお猪口にお酒が注がれます。P1060481

そして…

P1060487 (1)乾杯!!楽しい宴の始まりです。

IMG_1190今回用意していただいたお酒は左から、

・福司(純米酒)
・花華(純米酒)
・霧想雫(特別本醸造酒)
・minaNICORI ミナニコリ(ヨーグルトリキュール)
・秘蔵酒 拾八
この5種類を飲み比べます。

お酒のおつまみに料理を振舞ってくださったのは、市内富士見にあるカレー屋さん「イッケンヤカレーコミン」のマスター鎗田さん。
(7月に開催したブイブイマーケットでは大変お世話になりました。鎗田さんの「ひと」めぐり記事も近日公開予定です!)

実はアウトドアにかなり詳しいこのお方。なんでも屋さんなんですね…
IMG_1179 (1)アウトドアならではの、炭火やアルミホイルで作られた美味しそうな料理がどんどんテーブルに並びます。

P1060533 サーモンのホイル焼き。ブラックペッパーとローズマリーの香りがアクセント。

IMG_1262いかごろのホイル焼き。生姜を効かせて味付けはシンプルに。

IMG_1280 (1)とうもろこしの丸焼き。皮は焦げていても中はみずみずしく蒸し焼き状態。
隣のステン鍋では熱燗作り中。梁瀬さんご持参の熱燗温度計とちろり(お酒を温める為の専用の金属器)で熱燗の楽しみ方をご紹介いただきました。

P1060474ダッチオーブンのスモーク。燻されたほくほくのゆで卵は絶品!

P1060534他にも、野菜スティック酒粕味噌ソース、生卵とクリームチーズの酒粕漬け、梅とオクラの和え物など…
どれも日本酒にぴったりの美味しいおつまみで、お酒も進みます。

IMG_1385テーブルを囲んで順番に自己紹介。今回「ひと」めぐりTOURにお集まりいただいたのは、釧路でお仕事をされている若い世代。
Facebookでこの企画について知ったという方も多くいらっしゃいました。
「お酒に興味があって」「日本酒に馴染みがないので」という理由や「釧路で友達を作りたい」という理由で参加してくれた方も。

P1060527こちらは梁瀬さん考案のminaNICORI(ミナニコリ)のソーダ割。ジュースのように飲みやすく、皆さんゴクゴクと飲んでいました。
そして写真右下の方が手に持つ福司酒造のロゴ入りのお猪口は、myお猪口にと梁瀬さんから参加者全員へプレゼントしてくださったものです。

 

 

宴が盛り上がってきた頃、「そう言えば、今日って十五夜?」と参加者の方から声が上がり、外へ出てみると…

IMG_1416満月です!雲が晴れて月がとても綺麗に見えていました。(これをスーパームーンというようですね。釧路管内は、晴れて綺麗に月が見えたところは少なかったみたいです。)
おかげでラッキーにも十五夜の月見酒が始まりました。

P1060552ということで月灯りを背にまた乾杯!
福司を囲んでわいわいと楽しんだ皆さん、もう誰が見ても「仲間」ですね笑

IMG_140020:00のお開きとなるまで緑ヶ岡公園のBBQコーナーから笑い声が絶えることはありませんでした。
そして参加者の皆さんにはまたしても片付けまで手伝っていただき、本当に助かりました。

解散前に全員で集合写真。ヨーグルトのお酒minaNICORIの名前から取って
「みなニコリ〜!」で一枚。P1060555

さて、飲んで食べて楽しんで、福司についてちょっぴり学べる『ひと』めぐりTOUR。いかがでしたでしょうか?
福司のお酒、酒器、日本酒のパンフレット、そしてご本人特製の酒粕のおつまみ。
アウトドアシェフ鎗田さんの名アシストを受けて作り出された梁瀬さんワールドを体験することによって、参加者の皆さんはどう感じたのでしょう。
終了後のアンケートでは、全員の方が日本酒が身近になった、または好きになったと答えています。
「実際の作り手の顔が見えて一緒に飲める事はとても贅沢な事だ」
「記事は読んでから参加したが、改めてまた読み返すとその人をより好きになって、釧路って面白いなと思った」などのご意見がありました。
説明を聞き、「実際に福司酒造の蔵見学がしたい」という要望も多かったのも梁瀬さんの蔵への熱い思いが伝わった証だと思います。
また、参加側主催側と関係なく本当にわいわいと仲良くなってくださった皆さん。
素敵な「ひと」をきっかけに集まると、素敵な出会いがあったようで我々も嬉しい限りでした。

最後に…
今回の「ひと」めぐりTOURにご協力くださった福司酒造さん、梁瀬さん、準備や片付けまで協力してくれた参加者の皆さん、そして応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

釧路の魅力に気づき、体験することができる、そんなつながりをこれからも作っていけたらいいなと思いますので、今後の「ひと」めぐりTOURにもご期待くださいね!