2016年02月23日
『COLD HIDAKA 2016』に参加しました!<後編>
『COLD HIDAKA 2016』レポート後編です!
前編はこちらから。↓
『COLD HIDAKA 2016』に参加しました!<前編>
さて、一晩明けて、『COLD HIDAKA 2016』 2日目。
この日は、なんと朝の6時30分集合。
なぜかというと、この日一発目の競技が「タオル大回転」だからです。
早朝の冷えた空気の中、濡れたタオルを振り回して凍らせ、
そのタオルを芸術的に形作るという美的センスが問われる競技。
濡れタオルを持った参加者がぞろぞろと寝起きの顔で外に集まってきます。
昨晩の祈りもむなしく、筋肉痛の体を引きずる私も濡れタオル持参で向かいます。
「さすがに寒いね…」「帰りたい〜」という声が聞こえる中、
おもむろに大ヒット映画『アナと雪の女王』のテーマソング「Let it go」が流れ始めます。
音楽に合わせて、ビュンビュンとタオルを振り回します!レリゴー!
1分もすれば、どこからか「凍り始めた!」という声が聞こえてきます。
曲の中盤では、ほとんどの人がタオルの形を整える作業に入っていきます。ねじったり曲げたり、それぞれ思い思いの形にしていきます。
「Let it go」が終わると、競技も終了。
武蔵野美術大学の通信課程で教鞭をとっているというスタッフさんの判定により、1〜3位が決められます。
私も独創的な作品を作ってみたつもりでしたが、入賞ならず…
ここで、運営の皆さんからあるもののお披露目が。
それは、最終的に1位〜3位になった参加者にだけ与えられる『COLD HIDAKA』特製のメダル!
参加者から「欲しい〜!」という声が聞こえてきます。私も欲しい!
その後は、早朝の冷えを利用して「シャボン玉を凍らせてみよう!」という挑戦をすることに。
たくさんの種類のシャボン玉がありましたが、すぐ割れたり、地面に落ちてしまったり。
苦戦していましたが、ふわっと浮き上がった一つのシャボン玉が凍っていく様子をついに見ることができました!
その様子に大人も子供も大興奮!外の寒さも忘れ、しばしシャボン玉ではしゃいだのでした。
その後は、第7〜9競技「雪上トライアスロン」会場へ。
スタッフさん達から「雪上トライアスロンはつらいですよ〜」と聞いていたので、
参加者の面持ちも若干重め。
日高国際スキー場の端の方に作られたトライアスロンコースは、思ったよりも広くて眺めているだけでも疲れてきそう…
雪上トライアスロンは、
①スノースイム
②スノーラン
③ヒップ・スライダー
の3種目から成る競技です。
以上の順番でコースを往復し、その速さで勝敗をつけます。
こ、これは筋肉痛の体には厳しいのでは…?
次々に雪に向かっていく参加者のみなさんを応援していると、すぐに順番が回ってきました。
私は、女性のみの組で参加することに。
笛の合図で、一斉に飛び出します。
最初はスノースイム。いわゆる、ほふく前進です。
ほふく前進でなんとかコースの中程まで進みますが、次はスノーラン。
これが一番大変でした!雪に足を取られ、意外に足や腹筋に刺激を与えてきます。
ゆるい斜面を滑り降りてゴールです。
なのですが、意外にこれが滑らない!笑
途中までは順調に滑っていくのですが、一度止まってしまうと今度は自力で足で漕いでゴールへ向かわなければいけないという腹筋が死んでしまいそうになります。
誰が勝つかわからない、スリル満点の競技でした。
さて、いよいよきました。
最終競技は「スノーボールバトル」。
雪合戦として馴染みの深いこの競技ですが、世界大会もあるそうです。
ドッヂボールのように相手に球をぶつけて相手チームの人数を減らすというルールではなく、相手陣地に立てられた旗を取りに行くというもの。
もちろん、球が体に当たればアウトです。
今回のスノーボールバトルでは、1日目に行われたコールド綱引きと同じ班編成で、リーグ戦に挑みます。
まずは雪玉作りの準備から。専用の器具を使って、雪玉を固めていきます。
我々のチームは、一回戦目は「球補給チーム」「投げるチーム」に分かれる作戦をとりました。
私はもちろん、「球補給チーム」に笑
1チームあたり、持てる雪玉は45球という厳格なルールのもとに試合は行われます。
ヘルメットをかぶり、位置について…スタート!
数に制限があるため、飛び交う雪玉の数もまばらです。
ということで、一回戦目は特に大きな動きもなく終了。旗が両陣地ともに残ったため、球に当たらずに残った人数の数で競います。
接戦でしたが、我がチームの人数の方が少なく、敗北…無念!
さっそく、二回戦に向けて作戦の練り直しをします。
二回戦目の作戦は、「終了間際に旗をがむしゃらに取りに行く」作戦。
お互いがじりじりと様子を見すぎると試合が動かないので、雪玉を投げて相手を牽制しつつ、時間がきたら旗を奪いに行く。
そう決めて挑んだ二回戦目は、一回戦目よりも連携が取れています。
そして、審判の「残り1分です!」という声に合わせて、一斉攻撃!
特攻メンバーが相手陣地の旗めがけて走っていきます。
その間、私も捨て身で球を投げたり前にじりじりと進んでいきます。
そして、特攻メンバーが相手方の旗をゲット!
我がチーム悲願の勝利です!
作戦がうまく生かされ、大満足のスノーボールバトルとなりました。
こうして、『COLD HIDAKA 2016』の全競技が無事終了。
いよいよお待ちかねの閉会式&表彰式です!
スノーボールバトルで使った用具を片付け、閉会式の準備が進められます。
テーブルの上に並ぶのは、数々の賞品…釧路にぜひとも持って帰りたい!
「表彰式を始めまーす!」という声がかかり、整列する参加者一同。
1位〜3位の参加者には、『COLD HIDAKA』特製のメダルが授与されます。
実は、同立で3位が2名いたため、再び、スノーフラッグスで勝敗を決めることになりました。
地元の高校生VS地元の高校生の戦いです。
ちなみに勝利を収めたのは、こちらの彼。
3位の彼も、おめでとうございます!
さて、お待ちかね、1位の発表です!『COLD HIDAKA 2016 』第1位は…!
なんと、関東からの刺客です。
メダルを首にかけてもらい、賞品のお米一俵を抱えてご満悦。
お母さんの「どうやって持って帰ろう…」の声は聞こえなかったことにして、ご家族みんなで記念撮影です。
おめでとうございます!
最後はみんなで輪になって、上空を飛ぶドローンに手を振ります。
たった1泊2日の日程でしたが、参加者・運営方・各関係者の絆も深まり、
「また遊びに来てくださいね〜」「また来ます!」という会話が聞こえてきます。
今回、『COLD HIDAKA』というイベントに参加して、釧路でも冬の寒さを利用したイベントを企画してみたい!とますます思いは強くなりました。
近いうちに実現させたいなと思いますので、ぜひ皆さんもこのような素敵で楽しい冬のイベントを一緒に企てましょう!
以上、『COLD HIDAKA 2016』の参加レポートでした。
日高地域活性化協議会をはじめとする日高町のスタッフの皆さん、issue+designの小菅さん、仲良くしてくださった参加者の皆さん、大変お世話になりました。
本当にありがとうございました!
お読みいただいた皆さま、長々とお付き合いいただきありがとうございました。
それではまた〜。
写真提供:issue+design