2016年02月20日
『COLD HIDAKA 2016』に参加しました!<前編>
みなさんこんにちは!
「日々クスろ」では初めまして!
ディスコ・お寿司担当のかしこです。
釧路生まれ釧路育ちで、今は市内で学生をやりつつクスろのお手伝いをしています。
唐突ですが、1月23日と1月24日に、日高町へ行ってまいりました!
日頃から私たちクスろは冬の釧路の新たな楽しみ方を探り、体験しながら学びたい!と考えていました。
そこで、とっても楽しそうな日高地域活性化協議会さん主催の『COLD HIDAKA 2016』というイベントを知り、参加させていただくことになったのです。
『COLD HIDAKA 2016』というのは、外気マイナス20度を下る極寒の日高町で、10種の雪上競技を楽しもう!という地域おこしイベントです。
前年度から始まったこの『COLD HIDAKA』は今年で2回目。
今年もおよそ30名の老若男女のみなさんが集まっていました。
日高町からの参加はもちろん、お隣の占冠村からや東京や千葉など、関東方面からの参加者の姿も!
北海道育ちの若者として「負けてられない!」と、私も雪の上ではしゃいできました!
今回はその様子をレポートしたいと思います!少々長いですが、お付き合いくださいませ〜。
競技内容としては、
①スノーフラッグス
②仮装スキーヤーズコンテスト
③コールド綱引き
④ペットボトルキャンドルコンテスト
⑤人間カーリング
⑥タオル大回転
⑦スノースイム(トライアスロン1)
⑧スノーラン(トライアスロン2)
⑨ヒップスライダー(トライアスロン3)
⑩スノーボールバトル
の以上10種類。
それぞれでポイントを稼ぎ、その合計を競います。
23日の朝に日高町に到着した私は、本イベントに協力という形で携わっているissue+designの小菅さん(『COLD HIDAKA』のMC兼ディレクター)に迎えに来ていただき、会場の日高国際スキー場入り。
会場へ入ると、すでに地元の高校生やイベントスタッフさんがなにやら会場設備に勤しんでいるご様子。
私も、第1競技であるスノーフラッグス用のフラッグを雪に立てるというお手伝いをしてきました!
その後は、「選手村」である「国立日高青少年自然の家」へお邪魔し、
地域おこし協力隊の方や、イベントスタッフの方たちと開会式までの間、地元自慢に花を咲かせました。
お話が盛り上がっていると、なんとここでサプライズゲストが。
レッドブル型のリュックを背負ったお姉様方が登場してくれました。
なんと、『COLD HIDAKA』の開催を聞きつけて、札幌からレッドブルを振る舞いにいらしてくれたのです。
翼の生えるような爽やかさに、スタッフさんたち+私も元気100倍
実はこの日、羽田〜新千歳間の飛行機に遅れが出ており、道外からいらっしゃる参加者の方が、新千歳〜占冠駅までのJRに乗れるか、乗れないか!?という状況だったのですが、
なんとか全参加者が時刻通りに到着でき、「選手村」もたくさんの人で賑わい始めます。
お昼が過ぎたあたりで、小菅さんから声がかかります。
「みなさーん、そろそろ開会式会場へ移動しますよー」
旗を振って先導してくれる小菅さんの後を、お揃いのニット帽をかぶって歩く私たち
ちなみに、このニット帽は日高峠をイメージして作られています。かわいい!
選手村から歩いておよそ8分程度。雪の中をせっせと歩いて『COLD HIDAKA 2016 』の開会式会場へ。
まずは主催の地域おこし協議会の会長さんからのご挨拶があり、同時に優勝者へ送られる賞品の発表も。
なんと、沙流川のきれいな水で育ったお米一俵だそうです!「お米一俵」という言葉に沸き立つ参加者たち。
その後は元気いっぱいにみんなで体操!
『COLD HIDAKA』の愛すべきキャラクター「おさむ」と「こさむ」の動きに合わせて、雪の上で準備体操をしました。
寒さになんか負けない「おさむ」と「こさむ」
準備体操の後は、さっそく第1競技「スノーフラッグス」。
大人と子供に分かれ、雪の上に立てられたフラッグを走って奪いにいきます。
小菅さんの吹く「ブーーーーー!」という笛の音を合図に、スタート!
短距離走が大の苦手な私はもちろんフラッグは取ることができず、スノーフラッグス1位は地元の高校生の男の子。
なんと、彼はこのままの格好で走っていました!あんな薄着でも平気だなんて、さすが日高町民…!
子供の部では、子供たちの可愛らしくも本気の走りに観戦者の大人たちはメロメロ。
悔しくて泣いてしまった子もいましたが、まだまだ『COLD HIDAKA』は始まったばかり!
第2競技は「仮装スキーヤーズコンテスト」。
これはちょっぴり特殊な競技で、スキー板と仮装準備が必要だったので、私は観戦側に。
第3競技の「ペットボトルキャンドルコンテスト」に使うペットボトルキャンドル作りをしながら、上から滑り降りてくる様々なスキーヤーを眺めていました。
作ったペットボトルキャンドルがこちら。
私、かしこもお寿司担当ということで、張り切ってみました!
ご覧くださいこの「MAGURO」を。
みんなで作ったペットボトルキャンドルは、夜になると日高の暗闇に美しく映えました。
さて、私がペットボトルキャンドルを作っている間に、第2競技の仮装スキーヤーズコンテストが始まっていました。
第1滑走者は、日高町の人気者「とねっこクン」。
その後も、チャイナドレスを着た男の子がカッコよく滑り降りてきたり、
ピエロの格好の二人組が陽気に交差しながら滑り降りてきたり、
会場は生暖かくも優しい空気に包まれました。
実はこの日、日高国際スキー場では、『COLD HIDAKA』の他に、「あかりフェスティバル」が同時開催されていました。
無料でココアなどのホットドリンクや卵スープが振舞われていたり、ハスカップおこわなども食べることができました。
一般のスキーヤーはもちろん、『COLD HIDAKA』の参加者の皆さんも暖かいドリンクや美味しい食べ物を味わいながら、休憩をとっていました。
私は地元の名産のフルーツホオズキのカタラーナを試食させてもらいました!
酸味のあるフルーツホオズキはカタラーナの甘さと程よくマッチして、冷えた体の疲れをとってくれました。
さて、お次は「コールド綱引き」。3班に別れ、位置を変えて1回にあたり2試合行うリーグ戦です。チームの力を合わせて、掛け声とともに綱を引きます。
私の班には、小さな女の子も仲間に入っていたので、作戦「相手に媚びて負けてもらう」を提案したのですが、うまくいかず2連敗。
最下位になってしまいました…。
雪上ではうまく踏ん張れないのですね、綱引きという競技の奥深さを感じました。
この辺りですでに足先は冷え、寒いを通り越して「痛い」を感じてきたのですが、
泣き言は言っていられません。
1日目の最終競技「人間カーリング」が待っています。
二人一組になり、一人は押す係、一人はチューブ型そりに乗って体重移動で操作する係を担い、坂のふもとの点数の枠にそりを入れて、そのポイントの高さで競います。
雪が程よく固まったコースはよく滑りますが、体重移動で調節することで皆さん上手にコントロールしていました!
私も頑張ったのですが、ガターを出してしまい、人間カーリング優勝はならず…。
そんな中、人間カーリングを行っていた隣のスキーコースでは、「松明(たいまつ)滑走」が行われていました。松明滑走とは、スキーヤーが一人ずつ松明を持って、陣形を組んで滑走してくる、という「あかりフェスティバル」のフィナーレを飾るエキシビジョンです。
これに飛び入り参加していたCOLD HIDAKAの参加者の方もおり、人間カーリングを楽しんでいた我々も、しばしその美しさに目を奪われました。
まっすぐ弧を描いて降りてきたかと思えば、コースの中腹でハートの形になったりと、
ゆらゆらと揺れる松明と日高の真っ黒な夜空と、そして真っ白な雪のコントラストは圧巻でした。
明日も競技があるなんて、信じたくないような信じたいような…笑
日高国際スキー場を後にした私たちは、参加者スタッフ入り混じりながら、「選手村」でワイワイと夜ご飯を食べ、1日目の感想で盛り上がっていました。
そして私は温泉にたっぷり浸かり、泥のようぐっすり眠ったのでした。
筋肉痛にだけはなりませんように…!
〜後編へ続く〜
写真提供:issue+design