こんにちは!学生スタッフのかしこです。

かなり時間が経ってしまいましたが、昨年9月28日、「名塚ちひろの浮かれポンチトーク@fun」ということで、副代表のちーやんが函館市にある公立はこだて未来大学にて、トークショーを行いました。
その様子をお伝えいたしまーす!

なぜクスろメンバーが函館の大学に!?と思われた方もいるかもしれませんね。
実は、今回お邪魔した公立はこだて未来大学は、ちーやんの母校なんです!
さらに、わたくしかしこも2017年春に3年次編入をし、ここの大学の学生になっております。

ちーやんは学部・修士含め6年間、公立はこだて未来大学情報デザインコースでデザインを学び、一昨年まで東京の企業でデザイナーとしてお仕事をしていたんです。
現在もクスろの副代表を務めながら、個人でデザイナーとして活動をしています!

ということで、今回のトークショーはちーやんの母校凱旋でもあるわけです!
久しぶりの母校・久しぶりの函館に浮かれまくっております。
タイトルも「名塚ちひろの浮かれポンチトーク」と浮かれ大騒ぎのタイトルをつけちゃいました。

どんなトーク内容?

ちーやんの大学時代の活動や経験紹介、デザイナーとしてのキャリア、そして現在クスろで行っている取り組みや、ゲストハウス運営のお話など、主に首都圏のIT企業で働くOBOGが多いはこだて未来大としてはちょっぴりイレギュラーなキャリアを共有しました。

と、このようにちーやんの経歴を紹介しながら、はこだて未来大の皆さんとキャリアやデザイナーという職業についてなどなど、じっくりお話させていただく会だったのでした。

それでは「名塚ちひろの浮かれポンチトーク@fun」レポート、スタートです!

今回ご参加いただいたのは、はこだて未来大学の学生さん、先生方、そして職員の皆さま。
ちーやん出身のコース・情報デザインコースの学生さんだけではなく、人工知能や情報システムを学ぶ学生さんにも多く参加いただきました!
2年生の10代学生さんから、修士2年生のお姉さんまで様々。

今回はお昼休みのお時間をいただいて、大学内の部屋を貸し切ってトークさせていただきました。
なので、参加者の皆さんはランチを召し上がりながらのご参加。
(お昼の貴重な時間をありがとうございます…!!)
ちなみに、青いテーブルの上に置いてあるファ○リーズは、参加者の皆さんがランチを食べ終えたらシュッシュする用に事務局の方が貸してくださったものです。
このあと同じ部屋で授業があるので、においが残るといけないとのこと(そりゃそうだ)。事務局のみなさん、何から何までありがとうございます!

さてさて、本編に戻ります。
トークは、そもそもなぜちーやんがはこだて未来大学で情報デザインを学び始めたのか?という内容からスタート。

ちーやん「デザインという言葉のかっこよさに憧れてはこだて未来大学に入ったんですが、実はわたしが当時イメージしていたデザインとは別の種類のデザインをやっていた大学だったんです」
ちーやん「最初はプロダクトデザイン、つまりかっこいい家具とか日用品のデザインを想像していたのですが、はこだて未来大学は情報を設計し、それをどのように伝えるかを学ぶ大学だったんですね」

大学入学時の自分が想像していた「デザイン」とはちょっと違った勉強をすることになったちーやんですが、見事に情報デザインに惹き込まれ、大学時代は情報デザインの勉強を熱心にやっていたそう。それに加え、ワークショップの開催に力を入れていたそうです。

ちーやん「インターンや就職活動を通して、短時間でデザインをしてプレゼンをするというワークショップの楽しさを知ってしまって、未来大でも何回も開催しました!本州から大学生を呼んだり、海外のワークショップに参加したりしました!」
ちーやん「ただし開催しすぎて、卒論に着手し始めたのが後期になってしまうという…」

衝撃の発言にざわつく参加者の皆さん(主に大学院生)。
しかし、この経験はデザイナーとしてのちーやんに様々な視点を与えてくれたそうです。

ちーやん「デザインをする時に面白いアイデアが出ないんじゃないかっていう恐怖心がずっとあったんですね。でもワークショップを通して、たくさんのアイデアを出すことや、参加者同士でアイデアを高め合うという経験ができて、デザインって楽しいじゃん!怖くないじゃん!って向き合い方が変わったんです。その経験があって、やっぱり自分はデザインに関わって生きてきたいって思いが強くなりました」

ちーやん「そんな学生生活を終えたあとはIT企業でデザイナーをやっていました。
業務としては、国や自治体などのインフラ系のシステムのデザインを担当していました。システムのデザインから、アプリまで様々なデザインを担当しました!」

私たちが普段目にしているものや、使っているものにも実はちーやんのデザインが隠れているかも…??

また、自社製品のプロモーションなども担当していたそうです。
こちらのプロモーションでは、映像や空間などなどデザイン面以外も担当したとのこと!
アメリカの展示会にも参加したそうです。
そういえばちーやん、この時期めちゃくちゃ忙しそうだったなあ…。

忙しい東京での社会人生活を過ごしながら、同時にクスろとしての活動も始めたちーやん。
日に日に東京での生活に違和感を感じ、釧路へのUターンを考え始めました。

2017年5月、釧路へUターンし、兼ねてからやりたいと考えていたゲストハウス事業を始めます。
ちーやん「ゲストハウスもやりながら、釧路で並行してデザイナーとしても活動しています。釧路のお土産のパッケージをデザインしたり、イベントのチラシを作ったりしています」

と、現在までのちーやんを紹介したところで時間はあっという間に1時間ほどが経ちました。
最後に参加者の皆さんからの質問や感想をいただきます。

参加者の方「都会ではなく、地域でデザイナーをする上での違いや、心がけていることはありますか?」
ちーやん「デザインの考え方やプロセスは都会も地域も大きな違いはないと思います。ただ、地域では個人や少人数でやることがほとんどなので、企業にいた時より規模は小さくなってしまうのですが、自分の関わった仕事がダイレクトに成果になったりクライアントが喜んでくれる様子は、嬉しいしやりがいになりますね」

デザイナーを志す学生さんからだけでなく、人工知能を専攻する学生さんや先生方にもたくさんご質問をいただき、1時間いっぱいみっちりトークで使わせていただきました。

実は、今回の「名塚ちひろの浮かれポンチトーク@fun」なのですが、なんと参加者の方がグラフィックレコーディング(会議での議論やカンファレンスの流れを視覚化し、参加者へ共有する手法)をリアルタイムで行ってくれました…!

とっても見やすく、可愛く描いてくれました!情報量の密度がハンパない!
グラフィックレコーディングをしてくれた未来大3年の堺さん、ありがとうございます!

最後に、参加者の皆さんと集合写真!

「浮かれポンチ」ということで、皆さんにも浮かれポーズで写ってもらいました。
はこだて未来大学の皆さん、ノリがいいな〜〜〜!

参加者の皆さんからは、
「まちづくりとデザインってどう関係していくのかピンときていなかったけど、名塚さんのお話を聞いてヒントを得られた気がします!」
「自分の分野の勉強だけでなく、興味のあることや楽しいと思えることに手を伸ばしてみるもの大事なんだと思いました」
とありがたいお言葉ばかり…!!

最後にちーやんから一言!
「実は会社員時代にリクルーティングで大学に来て、自分の経歴や業務内容を話したことはあったのですが、状況が変わった現在もこうして学生さんにお話しできるのは大変ありがたい機会でした!」
今回のイベントにご参加くださった皆さま、はこだて未来大学の事務局の皆さま、ご協力いただきました岡本誠先生、本当にありがとうございました!
また函館に遊びに来ま〜す!