こんにちは!函館担当・学生スタッフのかしこです!

1ヶ月前のお話になってしまいますが、11月18日にクスろがシブヤ大学さんで授業をさせていただきました!
わたくしも函館からビュンと飛行機で駆けつけましたよ!
今回はその様子をレポートでお伝えいたします!

シブヤ大学とは?

シブヤ大学は社会教育に関する講演会やイベントの他、小中学校の総合的な学習への授業カリキュラムの提案等の教育事業を行うNPO法人です。
「街がまるごとキャンパス」というコンセプトにもあるように、街を大学のキャンパスに”見立てる”ことによって、街のヒト・モノ・コトを再発掘し編集していくという活動をしています。

シブヤ大学では、まちづくりや環境などを始め、デザインや手芸、文化や多様性など様々なテーマに基づいた授業が毎週土曜日に渋谷区のあちこちで開催されているのです。

今回クスろも、念願だったシブヤ大学さんの授業に講師として呼んでいただきました!
会場は、恵比寿社会教育館。恵比寿駅からほど近い公共施設です。こちらの和室をお借りして、授業をさせていただきました!

講師として参加したのはこちらの3名。

左から、副代表のちーやん、代表のぼり、そして東京担当兼尻拭い(?)のこうすけです!
今日はお揃いのボーダー姿で参上。
そして今回、シブヤ大学から授業コーディネーターを務めてくださるのは小田切さん。

副代表ちーやんとは、ちーやんが東京にいたときからのお知り合いだそうで。
今回この授業が実現したのも、小田切さんにクスろ発足時から相談に乗っていただいたおかげです。
ありがとうございます…!

それでは授業のレポートです!

本日の授業タイトルは、「街の期待値を上げる地域の顔づくり 本気度を駄洒落で隠す市民団体クスろ」。
「本気度を駄洒落で隠す」というタイトルにクスろらしさが表れております。

ぼり「まずはお互いの自己紹介から!」
ということで、今回クスろの授業に集まってくださった方々同士で自己紹介をし合っていただきました。

普段シブヤ大学の授業では、参加者の6割以上が20代〜30代、そして女性なんだとか。
今回のクスろの授業では、男性が半分近くを占めておりました!
また、「クスろのこと知ってて来てくださった方〜!」と尋ねると、半分くらいの方が手を挙げてくださいました。
とすると、残りの方はクスろをよくご存知なくて来てくださった方々。
いい感じのばらつき具合にますます気合が入ります。

自己紹介のあとは、いよいよクスろの授業本編が始まります。
ぼり→ちーやん→こうすけの順で自己紹介。

ぼりは札幌で過ごした大学生・社会人時代を経て、なぜ釧路に戻ってきたのか?なぜクスろをたちあげたのか、などをお話しさせていただきました。
ちーやんは東京でのデザイナー生活にちょっとした不安を抱え、釧路に戻ったあと自分のやりたいことを次々に始めたお話。
そしてこうすけは関東で大学時代から過ごすものの、釧路との関わりが薄くなっていたことに寂しさを感じ、ぶっ飛んだことをやってる2人の同級生(言うまでもなくぼりとちーやんのことですね)とクスろメンバーとして関わり始めたお話をさせていただきました。

そしてクスろの実際の活動のお話!
クスろは「釧路を支えている魅力的な人々」をテーマに活動しているのですが、クスろの活動軸の一つである「ひとめぐり帖」のご紹介をさせていただきました。

今回参加者の皆さんには、その「ひとめぐり帖」、そして「JOURNEY?JOURNEY!」(釧路キャッスルホテルさんと一緒に作らせていただいているガイドブック)などを配らせていただきました。
普段関東の方に直接お届けする機会が滅多にないので、関東の皆さんにもお手にとっていただけて嬉しいです!

続いて、釧路の課題についてディスカッションするコーナーに入ります。

普段わたしたちクスろは、釧路の課題×ダジャレで、真面目な課題を面白がるということをやっています(もちろんそれだけじゃないですよ!)。

例えばこちら、「サーセンキョ!」。

「サーセンキョ!」は選挙を身近に楽しむ釧路地域の若者を増やすためのプロジェクトなのですが、
こちらは「今まで選挙に行ってなくてサーセン!」と「さあ、選挙に行こう!」という言葉をかけたイベントタイトルになっております。

こんな感じでクスろは様々な真面目な課題をダジャレで面白がってきたのですが、参加者のみなさんにもクスろ流の面白がり方をしていただこうじゃないか!ということに。

クスろが今回設定した課題は、「雇用」「移住」について。
雇用に関しては、現状有効求人倍率0.86など、釧路の厳しい現実が伺えます。
移住に関しては、移住を促進しているものの、若い世代の移住を促進する金銭的な余裕が釧路市にはないことが挙げられました。

こういった課題を、クスろでは、
①ぜんぜん違う組み合わせを入れる
②特性を茶化す
③ダジャレを入れる
④変なイラストにする
などの手法で面白がっております。

みなさんにもこれに沿って、課題を面白がっていただきます!

それでは釧路の課題×ダジャレで、シンキングタイムスタート!

みなさん、クスろからの無茶振りに頭を悩ませてくれています!

シンキングタイムも終わり、こちらの男性(実はぼりの大学時代の後輩さん!)が発表してくれたのは「プワーキングホリデー」。
釧路で最低3年間プアーに過ごす、というとんでもなくゆるい提案。
バリバリ働くのではなく、プアーにゆるゆる過ごせるよ!というハードルの低さが大ウケでした。

頭を働かせたところで、一旦休憩に。
ここで、サプライズゲストが!

「ソトコト」2017年5月号にクスろが載せていただいたときにカメラマンを務めてくださった高岡さんがシブヤ大学に駆けつけてくれました!

久しぶりの再会に大はしゃぎするメンバー。高岡さん、お忙しい中ありがとうございます!

こんなに可愛い参加者さんも。シブヤ大学には様々な年齢層の方が集まってくるんですね!

さてさてここからは後半です。みなさん、ダジャレ疲れはとれましたか〜!?

続いては、「クスろの抱える課題を考えよう」のコーナー。こちらもみなさんに面白がってもらいます!

①楽しそうに見え過ぎちゃう→困ってないように見えちゃう
②作業量が増えすぎ、個人スキルへの依存→実はいっぱいいっぱい。
③学生ライターが定着しない→学生の私たち、イベント好きだけど、文章とかはちょっと…(耳が痛いですね)。

現実的!生々しくてごめんなさい。
でも本当に困ってるんです。助けて〜!

ここでもシンキングタイム。みなさん、よろしくお願いいたします!

先ほどより議論が活発になってきました。しめしめ。

ここでタイムアップです!
ぼり「みんな、できたかな〜!?」

トップバッターはこちらの学生さん。
「クスろって楽しそうに見えるじゃないですか。だから入りづらかったりする。でも実はいろんな問題を抱えて、ブラックだよ!困ってるんだよ!っていうのを逆に出しちゃう。だから、ウェブに行ったら、画面が真っ黒。ロゴもクスろじゃなくて、『ク(ス)ろ』(黒)みたいな!」

なんと!そんな斬新なアイデアが!さっそく実践します!(嘘です)

こちらの女性は、釧路市出身。実はぼり、ちーやん、こうすけの高校時代の同級生でもあります!
シブヤ大学で授業をすることを知って、参加してくれたのでした。
「ほんとは釧路を離れている人も釧路が大好き。だから、もっと全国どこにいても関われるように、支部をたちあげたい!」
とっても心強いアドバイス…!全国の釧路好きのみなさ〜ん!お待ちしておりま〜す!

と、こんな感じであっという間に時間は過ぎ、授業はいよいよ締めに。
今回は珍しくクスろの困っていることや大変だと感じていることの共有もありましたが、最後になぜ私たちがクスろを続けているか、釧路で活動しているかをお話ししました。

ちーやん「進学で地元を離れた人って、地元のことを知ってるようで案外知らないんです。クスろを始めてから、会社や学校では出会わなかった、いわゆる共通言語の違う方と交流するようになり、釧路って面白い!と思うようになったんです。それでUターンまでしちゃったんですけど笑
でも、そうやって地元の人と関わる機会ってなかなか無い。だから私たちクスろは、その機会を作る窓口になりたいんです。釧路にいなくても、釧路に関われる、そういう人を増やしていきたいと思っています」

ぼり「クスろは課題も多いし、メンバーも多忙で手が回らないことも多い。でも、めっちゃ楽しいんです。街の人と一緒に釧路を楽しめるんです!」

そうなんです。クスろめっちゃ楽しいんです。。私もクスろに入ってから、釧路で過ごすことが今まで以上に楽しくなりました。

と、ここで、クスろからお知らせが。

とりあえず釧路に来てみませんか?

ぼり「ひとめぐり記事の取材、やってみませんか?交通費補助も出しますし、全力で楽しませます!」

クスろの課題の一つであるライター不足を補うため、こんな提案をさせていただきました!
と、いうのもクスろの活動の根底には、
「魅力的で面白い「人」をきっかけに釧路を好きになってもらいたい、
地域外の人にも釧路に関心を持ってもらって釧路にいろんな価値観が入ってくれば、街は元気になる」
という思いがあります。
でも、どんなに面白い「人」がいても、その人を発信するライターがいなくては全国に知ってもらえません。釧路に住んでいるかどうかは関係なく、釧路に関わる人が増えていくように、とクスろは願っているのです。
というわけで、みなさんぜひぜひよろしくおねがいいたしまーす!(応募者ありのため、募集終了!)

最後に、参加者のみなさんとクスろでパチリ。

ご参加いただいたみなさん、シブヤ大学のみなさん、ありがとうございました〜!

普段は釧路および北海道を中心に活動している私たち、渋谷でお話しさせていただける貴重な機会をありがとうございました!
これからも全国に釧路を発信できるようにダジャレとおもしろで頑張っていきます!